【教え方】 小さいやゆよ・つ【プリント】
みなさんのお子さん
小さい「やゆよ」「っ」でつまづいていませんか?どうやって教えたら良いんだろう?と 悩んでいる方!そしてこれから習うお子さん。
この記事では小さい「やゆよ」「つ」のおすすめの勉強法、問題集を紹介していきます。お子さんに合った学習方法が見つかる手掛かりになるかもしれません。参考にどうぞ。
発達障害グレーゾーン・境界知能の息子を育てているmaiです。
家庭療育や家庭学習について試行錯誤しています。
効果があった方法やおススメの方法などを紹介しています。
拗音・促音について
拗音・促音とは 読み方は
簡単に説明しますと
拗音(ようおん)とは…「ちゃちゅちょ」など小さい「ゃゅょ」。
促音(そくおん)とは…「コップ」など小さい「っ」。
小学校では集中的に学ばない
小学校ではひらがなを覚えること、書くことはしっかり行いますが、拗音促音はサラっと進んでいきます。(2人1年生を経験した私の体感です)
すぐ身につけれる子が大半ということなんでしょうか。
しかしそんな子ばかりではありませんよね。
つまづくと…
文章をただしく読み書きできないと、その後の国語の読解問題、算数の文章題で苦労するかもしれません。息子は1年生の情緒級に所属していますが、毎回国語のテストで、少しでも書き間違いがあるとそのたびに減点されています。もったいない…。
小学校って意外と厳しいです。
(ちなみに情緒級は普通クラスと学習の進度が一緒です。息子の学校は通知表も普通クラスの子と一緒の評価の付け方です。)
テストの点数ってはっきりと点数が付くので、良い点数だと自信に繋がりますし、逆に✘や、お直しが多かったら一目でわかる、数字も出ているので、やる気・自身をを失いやすいです。
これで拗音促音でも間違っていたらかなり低い点数になっていたんじゃないかと思います…。
失敗に弱い子は特に…
それくらいすぐ覚えるんじゃないの?
と思う方もいらっしゃると思います。
たしかにうちの健常児っぽい娘は、つまづきながらもそのうちいつのまにか習得していました。間違っているたび指摘していましたが、持ち前の明るさで気にすることなく過ごしていました。
ですが、境界知能・グレーゾーンの息子はそうはいかないと思いました。失敗に弱いからです。嫌と思ったらやらない性格。文章を書いていて少しでも間違えたら「あ~!」とテンションガタ落ちで困ったものです 。
発達障害の子の場合だとこのように何らかのこだわりや特徴をもった子は多いと思います。健常児のお子様もただでさえ大変な1年生、少しでも負担を減らしてあげたいと思いますよね。
まずは音韻認識ができているか?先取の子もこちら
以前、拗音促音を身に着ける為に必要な力・音韻認識についての記事を書きました。
理解が難しい、つまづいているお子さんには特にこの記事に目を通してみてください。拗音促音をマスターをスムーズにするための力がついているかの確認にもなります。
先取り学習の子も、下の記事から始めるとスムーズに行くと思います。
文字の大きさが把握できているか?
そもそも、小さい「や」や「つ」の見分けがついていない可能性もあります。大人はもう見慣れているのでパッと見たら分かりますが、子どものには「こっぷ」が「こつぷ」に見えているかも…。
そんな子にも上の記事はおすすめです。大きさの把握に繋がります。
促音 小さい「つ」の教え方
音韻認識がすでに身に付いているお子さんであれば…次のステップです。
ジャンプする(とばす)イメージ
小さい「つ」が出てきたら、
- ジャンプする
- 飛び越える
と教えるとスッと入ってくるかもしれません。その時にこのように書いて見せ、できれば体も一緒に動かしながら読んでいくと良いと思います。
手をたたく
以前の記事で音韻認識を身に着ける為に手を叩くと良いと紹介しました。
ちいさい「つ」を認識させるためには、、、
例えば「コップ」でしたら、「パン・ん・パン」と、小さい「つ」を休みます。
初めはゆっくり挑戦してください。
【叩いて・開いて・叩く】という感じです。伝わるかな?
ちなみに息子たちの学校の教科書は東京書籍さんですがその国語の教科書にはこのやり方がのっていました。
紹介しておいてなんですが、これ難しい気がします。私だけかな?(笑)運動が苦手な子やリズム感が無い子には難しかも…?ですが教科書にのっていたやり方だったので、一度試してみてください。
拗音の教え方
ひらがなポスター
これはもう皆さん購入済みかもしれませんが。目で見慣れたり、ちょっとした瞬間に読んであげたり、発声させたりできます。勉強が始まれば見本にもなります。おすすめはこちらの2つ。ひらがな・カタカナ・拗音・単語・イラスト・ローマ字・全部揃ってます!私は二つ目のよくお世話になっている永岡書店様のものを使っています。
母音を意識させる方法
まずは声に出して「やーーー」とのばします。伸ばしていると「やああ…」「あ」が残ります。これを子供と一緒に「やゆよ」はそれぞれ何が残るか?実感させます。
時間が空いた時にクイズ形式でやってあげると、とっつきやすいと思います。「隠れている音はなんだ?」という感じに。
これはひらがなポスターを横に見るということも同時に教えてあげても良いと思います。
次は実際に「きゃべつ」と書きたいときに考えさせます。「きゃぁぁぁぁ」と伸ばした時に何が残るか?声に出してみると…気づけると思います。
「わかった!」「見つけた!」
があると子供はどんどん伸びていきます。
おすすめの問題集紹介 拗音・促音
読み書きが苦手な子どもへの〈つまずき〉支援ワーク (通常の学級でやさしい学び支援 2巻)
こちらの問題集は、村井敏宏先生の長年にわたる小学校ことばの教室での実践研究をベースにした教材プログラムです。読み書き障害や言葉の教室に通っている子どもたちだけに開発されたものではなく、全ての子どもたちが使用できるように作られているそうです。
何でつまづいているのか。どんな支援をしたらよいのか。見通しを建てることができるワークです。
ひらがな単語聴写テストでつまづきを把握
まずは子どもが何につまづいているのか
テストをすることができます。
このように読み上げてあげて、
子どもは聞き取った単語を解答用紙に記入します。
そして、テストの採点をするのですが、採点方法も詳しく解説されていて、素人でも採点できます。
さらに、分析方法もきちんと解説されています。
分析用紙の見本もあったので
とにかく優しい!分かりやすい!
ピンポイントで学習
子どもの苦手な内容を把握したら、次はその子に合ったプリントを選び、ピンポイントで練習することができます。画像のようにつまづきによって選ぶことができます。
他にもこのような内容の問題が
- 「は・を・へ」の練習プリント
- 【読む】が苦手な子向けの言葉探しプリント
- 簡単な文章を書くプリント
- 漢字支援ワーク(3年生用)
などがあります。
メリット
このワークの良いところは
- 素人でも分かりやすい解説
- つまづきをきちんと把握できる
- 【書く】が必要最低限に作られている
- 一つのつまづきに付き3~6枚もプリントがあるので集中的に学べる
- イラストをヒントに語彙の取得もできる
- ちゃちゅちょだけでなく、他にも1年生で必要な力が身に付く
デメリット
- たまにイラストが何を表しているのか分かりづらくひっかかってしまう
- 3年生の内容の漢字支援が入っているので今は使わない、もったいない感
まとめ
こちらのワーク、とても分かりやすく解説がされていて素人でも読み書きの問題について理解することができます。子供の為、教師や親の為を思って作られていると感じます。特別支援教材は良質なものばかりです。
デメリットは書きましたが、それを考えても購入してよかったです。実際、子どもはこのプリントは飽きずに繰り返しできましたし、正解率も上がりました。拗音促音だけでなく、他のスキルアップにも。そして親は理解が深まり、アプローチしやすかったです。
指先が不器用、集中力が続かない息子なので、
的外れなプリントをさせるのがもったいないと日々思っています。このようにピンポイントで学習できるのは本当にうれしいです。
気になる方はぜひチェックしてみてください。↓
読み書きが苦手な子どもへの〈つまずき〉支援ワーク (通常の学級でやさしい学び支援 2巻)
ランキング参加中です。
ポチっと応援をしていただけると幸いです。
ランキング参加中です。
ポチっと応援をしていただけると幸いです。